注文住宅に地下室を作るメリット

狭小住宅に部屋を増やせる

周囲に家があって土地が狭かったり、土地の高さがとなりの家や道路と高さが違かったりする場合に地下室付きの注文住宅を建てるのは賢いことです。土地を有効活用してコストパフォーマンスも良いです。地下室付きで注文住宅を建てることを考えれば、土地の選択の幅も広がります。狭くても利便性が良くエリアも気に入っているなら、地下室で家の狭さに我慢することもありません。

地震に強い住宅になる

地下室がある住宅は地下室の分だけ基礎を下から打っていますので地震に強くなります。木造2階建て住宅で比較すると、地下室付きの住宅は地上階だけの住宅に比べ60%も揺れが小さくなります。竜巻の多いアメリカでは竜巻対策に地下室を作る人が多いようですが、日本も地震が多いので地震対策に地下室を作るのもありです。

音が漏れにくい

地下室を作るメリットに音漏れしにくいこともあります。「子どもに思いっきりピアノを弾かせてやりたい」「大音量で映画を見たい」「家族でカラオケを楽しみたい」という人にはうってつけです。また、外部からの音も入ってきにくいので静かに眠りたい人にも良いかもしれません。

夏涼しく冬暖かい住宅になる

3.2メートル掘って天井の高さを2.4メートルの地下室を作った場合、地下室の温度は、関東では年間を通し13度~21度になります。ですから地下室では夏は外気よりも涼しく、冬は外気よりも暖かくなります。これが気に入って地下室を寝室にしている人も少なくないようです。さらに、この地下室の空気を利用すれば家自体を省エネで快適にすることができます。

注文住宅の地下室に関するQ&A

地下室はジメジメしてる?

地下室というとジメジメしたイメージがあるかもしれません。確かに昔のコンクリートは水分を通してしまいジメジメしていたようです。しかし現在ではコンクリートも水を通しにくくなっていますし、防水工法も進歩していて土壌や地下水の水分を通すことはなくなっています。また、熱交換器や除湿器、ドライエリアと呼ばれる地下の中庭のようなものを作ることでジメジメは解消するのです。

地下に自然光を取り入れることはできるか?

「地下室はほしいけど全く太陽の光が入らない空間は嫌」という人もいるかもしれません。そういう人も安心です。地下室に併設してドライエリアを掘り抜き、大きな窓をつけて光を取り込むことができます。また、半地下にする方法もあります。半地下は地下室の上部が地上に出てるのでそこに窓を作ることができるのです。

注文住宅に地下室を作る場合にかかる費用

ボーリング調査費用

地下室を作る場合、土地の正確な土壌調査が必要です。そのためにボーリング調査を行います。ボーリング調査で土の強度や地下水の位置を調べます。費用は25万~35万円が相場です。

構造計算費用

地上階だけの住宅の場合、構造計算を簡略化しても良いことになっているので費用はあまりかかりません。しかし地下室を作る場合は構造計算費用がかかります。相場は鉄筋コンクリートの地下室の分が30~45万円、木造の地上階の部分が20~30万円です。

鉄筋コンクリート部分の設計図

木造の地上階だけの住宅の場合、工事が始まってからも配管や電気の線を変更することは簡単です。そのため設計図は標準化され、費用はさほどかかりません。しかし鉄筋コンクリートの場合、1度工事が始まるとやり直しがきかない部分が多いため綿密な設計図を作る必要があります。この費用が30~80万円かかります。

山留工事費用

地下室のために土を掘り抜く時に安全に工事を進めることが必要です。そのために山留という作業を行います。周囲の地盤が崩れないように太い鉄骨のH鋼を打っていくのです。この費用が200万円程度かかります。

掘った土を捨てる費用

地下室を掘り抜く時に大量の不要な土が出ます。この土を捨てる費用がけっこうかかります。標準的な狭小住宅に地下室を作る場合でも200万円ほどかかるのです。

防水工事費用

地下水や土壌からの水分がコンクリートに染みないように防水工事を行います。アスファルトやウレタンをコンクリートに吹き付けるのです。この費用に80万円ほどかかります。

ジメジメ対策費用

ジメジメ対策に断熱工事を行い、除湿器、熱交換器も設置します。相場は断熱工事費が35万円、除湿器と自動排水システムの費用が45万円、熱交換器に15~25万円です。

ドライエリアの費用

ドライエリアを設けて窓を作る場合はそれだけ費用がかかるのです。サッシ代や雨水を溜めておくピット、排水ポンプ、グレーチング蓋などもろもろで150万円ほどかかります。

総評:屋上にかかる費用のポイントについて

屋上を検討するときに使い方を明確にしておくことが大事です。

屋上のついた家を建てるときには、防水工事や補強工事、内階段の費用など、どうしてもかかってしまう費用があります。そうなると、屋上をつけることでプラスでかかる費用を左右するのは「屋上の使い方」となります。屋上の使い方が不明確なまま進めてしまうと、無駄な設備に投資をしてしまう可能性も。できるだけ細かく「屋上でやりたいこと」を書き出すことで、無駄な部分が見えてきます。また、事前に屋上の使い方を検討しておくことで、屋上が有効に活用できないというケースを防ぐこともできますよ。