部屋の間取りからインテリアまでを徹底網羅

注文住宅は、外観から内装などのインテリアまで、家を建てる人が自由に決められることが多いのですが、中でも特に間取りは慎重に検討して決める必要があります。内装やインテリアなどは後からでも変えられますが、間取りは後から変えられませんし、住んでみてもっとも便利さや不便を感じる部分でもあるからです。間取りを決めるには、住む人それぞれに必要なことや家族構成を考えて、さらに好みや希望を取り入れて、家族が住みやすい家づくりを目指しましょう。

失敗談から学ぶ・間取りの考え方

間取りは安易に考えていると、住んでみてから思わぬ失敗を招くことがあります。実際に間取りで失敗した人の例を参考に、間取りを考えてみましょう。

オープンキッチンは匂いが広がりやすい

あまり個室を細かく分けず、LDKなどを広く取る間取りも人気ですが、キッチンがオープンだと、調理の時の匂いがそのまま広がって、ほかの部屋や2階にまで伝わってしまうこともあります。

寒さや暑さの問題を考えていなかった

日本の夏は高温多湿、冬は乾燥していて寒いので、快適な気温を保つには空調が欠かせません。広すぎてエアコンが効きにくい、窓が大きすぎて直射日光で室温が高くなる、ロフト部分に空調が届かないなどの問題が発生するので、温度や空気の流れにも注意しましょう。

部屋の広さのバランスが悪い

部屋は広ければいいというわけではありませんが、やはり狭いと不便なことが多くなります。あまり使用頻度の高くなさそうな洗面所でも、朝の忙しい時間には家族が集中しますので、家族が多い家庭では洗面台2つにして広めにしたほうがいいでしょう。また、広いトイレは憧れますが、トイレからトイレットペーパーの位置が遠いとこどもには届かないこともあります。それぞれの用途や使う人に合わせた広さを設定してみてください。

注文住宅でオススメの間取りは?

注文住宅では、家族構成や生活スタイルに合わせて間取りを決められるのが魅力です。オススメの間取りをいくつかご紹介しますので、ご自身に合うかどうか考えてみてください。

対面キッチン

従来の日本の住宅では、キッチンが壁に向いて付いており、料理を作る主婦の方は孤独な作業になりがちでした。対面キッチンは、シンクの前に壁がなく、ダイニングにいる家族とコミュニケーションを取りながら家事をこなせます。カウンター付きのキッチンや周囲に壁のないアイランドキッチンなどがあります。

パントリー

あまり広さのない日本の台所には収納がないのが難点でした。注文住宅なら、キッチンに専用倉庫であるパントリーを作ることも可能です。食料品や日用品のストックを保存できる倉庫であり、玄関とキッチンの間に設置すれば、買い物から帰ってきてそのまま食料を運び込むこともできて便利です。

ウォークイン玄関収納

玄関が狭いと、靴箱も小さいものしか置けず、玄関に靴が散乱してしまいます。そこで、玄関から靴を履いたまま入って大きなものも収納できるウォークイン収納を作ると、おしゃれで広々とした玄関になります。場所を取るベビーカーや三輪車なども収納でき、安全性も高くなります。

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間取りにまつわる住宅用語を理解する

間取りを考える前に、住宅にまつわる単語を理解しておくと、設計者さんとの相談もスムーズになりますし、資料を見る時にもわかりやすくなります。

平屋

一般的に一階建ての建築物のことを指し、住宅においても広く用いられる建築構造です。二階への動線を考える必要がなく、人の目が届きやすい点からも、小さいお子様や高齢者のいる世帯にオススメです。

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二階建て

一階と二階のふたつのフロアから構成される建築構造のこと。日本住宅において、もっともスタンダードな住宅構造です。平屋と比べ部屋数を増やすことも容易なうえ、吹き抜けなど注文住宅ならではのデザインも可能となります。

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三階建て

近年、増えている三階建て構造の住宅。狭い土地であっても専有面積を広く確保でき、二世帯家族や人数の多い世帯にとっても間取りをデザインしやすく人気です。

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キッチン

いわゆる台所で、頭文字の「K」で表示されることもあります。キッチンにもいろいろなタイプがあり、カウンタータイプや独立したものなど使いやすいものを考えてみましょう。

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ダイニング

食事を食べるスペースで、頭文字の「D」でも表示されます。キッチンと一緒の空間になることもあり、その場合は「DK」と表示されます。

リビング

居間のことで、頭文字の「L」でも表示されます。キッチンダイニングとひと続きで「LDK」になる場合もありますし、居間を和室にしてリビングがない場合もあります。

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外観

字のごとく、住宅を外から見た時の景観やデザインのこと。注文住宅で一から家を建てる方の中には、外観にこだわりを持って設計をすすめる方も少なくありません。

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寝室

睡眠をとる空間である寝室は、単純に寝る部屋としてだけ考えず、日常生活においてリラックスのできる空間であることを念頭において、設計をしましょう。

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和室

日本人特有の間取りである、和室。住宅を建てる際には必要か必要でないか、迷ってしまう部屋の一つでもあります。和室の役割や和室にこだわる際の注意点を見てみましょう。

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浴室

一日の疲れを癒し、翌日からの活力にもつながる浴室。一般的な建売や賃貸では、ある程度決められた規格内となってしまう浴室もこだわりを持ってデザインできるのは注文住宅ならではです。

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1LDK

個室が1つとLDKがある間取りになります。LDKはひと続きのこともありますし、それぞれ独立させることも可能です。個室が1つなので、一人暮らしか夫婦2人暮らしの間取りに向いています。

2LDK

個室が2つとLDKです。個室が2つあるので、1つは夫婦の寝室、1つは子供部屋というように使えます。

3LDK

個室が3つとLDKです。こどもが2人以上いる家族や、ご主人の書斎などにも個室を利用できます。

居室

キッチンや洗面所、トイレなどを除いた日常的に過ごす部屋のことです。リビングやダイニング、寝室や子供部屋などがこれに当たります。

納戸

独立した個室の物入です。採光や換気などの条件をクリアできない個室のことを納戸やサービスルーム(S)などと呼ぶこともあります。

ウォークインクロゼット

人が中に入って物を出し入れできる広さのクロゼットです。

テラス・バルコニー・ベランダ

この3つは窓から外に出ている部分で、似ているようで明確な違いがあります。建物の1階から突き出した部分がテラス、2階以上の建物から突出していて屋根や手すりのないものがバルコニー、屋根のついているものがベランダです。

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土地の形状や環境は?

間取りは生活スタイルや家族構成、好みなど以外にも、土地の形状や動線も考慮して考える必要があります。

土地の形状と間取りの関係

家を建てる土地は必ずしも四角い形とは限りません。なるべく広くゆとりのある間取りを取るためには、土地の形状に合わせて間取りを考えましょう。また、形状によっては方角も限定されてきます。

たとえば、寝室やリビングは南側に窓を取りたいと思っても、土地の形状によっては南側にスペースが取りにくい場合もあります。また、隣家との距離が近かったり外からの目線や騒音が気になる場所では、あまり窓を大きく取らないほうがいいでしょう。換気を良くするためには、窓の数を増やしたほうがいいですが、土地の形状や周囲の環境などによっては匂いや騒音、虫などが入り込みやすくなってしまいます。

動線と間取りの関係

動線とは、住宅の中での人の動きを想定したものです。たとえば、買い物から帰ってきたら食材をすぐにキッチンに運べるように、玄関からキッチンまでの動線を考えて間取りを決めたりします。また、足腰の弱いお年寄りは1階の部屋にする、洗濯機置き場からベランダまでの動線をスムーズにするなど、いろいろなパターンを想定して間取りを決めると、実際に住んでからの生活がしやすくなります。