バルコニーってそもそもどんな設備?

注文住宅とセットで工事されることの多いバルコニーですが、正確にどのようなものか知っていますか。ベランダと同じように思っている人が多いかも知れませんが、厳密には大きな違いがあります。

バルコニーの一番の特徴は屋根がない外構のエリアだということです。ベランダと呼ぶ場合はどのような素材や広さでもあっても屋根で覆われていればバルコニーではありません。つまり、屋根があるいかないかでバルコニーかベランダかに分かれます。そして、注文住宅の2階以上であることが条件なので、1階で建物の周囲に張り出すように設置されたエリアの場合はバルコニーではなくテラスと呼んでいます。

なお、ややこしいのはマンションのベランダのような上の階が天井で下の階の部分が床の代わりになっているものです。これはルーフバルコニーといいます。マンションのように限られたスペースを有効活用する際によく用いられますが、注文住宅でもコンパクトかつ費用を安く抑えたい場合に使われる手法です。

注文住宅バルコニー工事の費用相場は?

バルコニーの面積や使用する資材によって費用はさまざまです。ただ、バルコニーはしっかりした防水工事をするので、その分の費用は必要なものの、屋根や壁がないため注文住宅で一部屋追加するより安い工事費用となります。

費用相場を見ると、豪華な設備にこだわらなければ50万円から100万円ぐらいの工事費用で設置できます。

なお、バルコニーの防水工事効果は新設時からおよそ10年といわれています。費用は1回あたり10万円ほどを見込んでおけば大丈夫です。注文住宅のメンテナンスのタイミングと合わせてバルコニーをケアする費用も用意しておきましょう。

バルコニーのメリット

バルコニーを注文住宅の建設と合わせて設置したいとあこがれる人は、どのような利用法をイメージしているのでしょうか。

日光の差しやすい場所にバルコニーを設置すれば、テーブルとイスのセットやベンチでのんびりと過ごしたり、庭にすぐ出やすいため、芝生で子どもや孫と遊ぶことや家庭菜園でちょっと休憩したいときに役立ちます。生活に必ずしも必要な外構設備とはいえませんが、ライフスタイルがより充実することは確かです。生活に密着した使い道としては、洗濯物や布団を干すのに使われます。最近流行のBBQをするためにバルコニー工事をする人も増えています。このように生活の質を高めるためのさまざま使い方ができるのがバルコニーの魅力です。

バルコニーのデメリット

日本の注文住宅の場合、バルコニーの奥行が狭くなることが多くなります。外構エリアのスペースに余裕のある住宅でないと、メリットで挙げたような使い方ができなくなります。土地面積が狭く敷地いっぱいに建物を建設したときはもちろん、木造住宅の場合はバルコニーの奥行が70センチから90センチ程度となることが多く、人が一人歩くのにやっとというスペースになりがちです。

さらに、注文住宅本体に付属してバルコニーを工事すると、防水性が低くなります。バルコニーそのものの防水工事はもちろん、住宅部分とバルコニー部分の隙間から雨漏りしないようにしっかりとした防水工事が必要です。外壁部分とも接するので、住宅の本来持つ耐久性も低くなると考えておかなければなりません。

バルコニー工事を検討するなら、本当にバルコニーの持つメリットを生かせることができるかイメージしながら計画するようにしましょう。

注文住宅ならバルコニー工事で水栓も取り付けよう

洗濯機を置いたり、BBQやパーティー、ガーデニングに使う場合は、バルコニーに水道を引くことがよくあります。水道の水栓がそばにあるのとないのとでは、使う上で利便性に大きな差が生まれるので、気をつけたいポイントです。バルコニー工事をしてから「やっぱり水栓設備も付ければよかった」という声が少なくないので、費用面で問題がなければぜひ工事に含めておくことをおすすめします。

総評・バルコニー工事の費用相場について

屋根や壁がないぶん安い工事費用で設置できます

バルコニーは屋根も壁もないため注文住宅のレイアウト変更よりはずっとお安く工事ができます。費用の相場も50万円から100万円程度になることが多く、よほどハイグレードな建材や広い敷地でないかぎり、気軽に付け加えることができます。