平屋

モダンなスタイルの例(フリーダムアーキテクツ)

フリーダムアーキテクツデザイン公式サイト
https://www.freedom.co.jp/projects/%E5%B9%B3%E5%B1%8B%E5%BB%BA%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%AE%B6/hiraya.html

一層、すなわち一階建ての建築物のことを「平屋」といいます。床と天井、屋根・壁という単純な構造であり、日本家屋においても古くから用いられてきた住宅構造です。

階段などによる垂直方向の動線が不要であるため、平面計画が容易であること、人の目が届きやすいという点がメリットになります。

平屋が向いている人とは

平屋は、特に「子育て世帯」と「高齢者のいる世帯」に向いていると言えるでしょう。

子育て世帯に平屋が向いている理由
子育てをしたことのある方ならお分かりだと思いますが、未就学児や乳幼児が家庭内にいる場合、目を離して家事をすることは非常に大変です。小児期における階段やベランダからの転落事故も少なくないので、小さなお子様のいる世帯では、平屋が特に向いていると言えるでしょう。
高齢者のいる世帯に平屋が向いている理由
どんなに健康な人であれ、年をとるにつれて階段の上り下りが困難になっていきます。すでに高齢者のいる世帯はもとより、施主自身がやがて年老いるということを考慮すると、終の棲家とお考えならば平屋のが適していると言えます。

平屋のメリット

家族間のコミュニケーションがとりやすい
同じフロア内で家族が生活することになるため、必然的に家族間のコミュニケーションの頻度が増えます。かならずリビングを通らなければ各部屋へと移動できない設計にする施主も、少なくありません。
生活導線が短いことの利便性が高い
部屋、お風呂、洗面所などの距離が近くなるため、生活導線が短くなります。そのため、移動が楽になったり、掃除がしやすくなったりなど、様々な利便性が生まれます。
地震に強い
部屋を縦に重ねる2階建てや3階建てに比べて、部屋を横に取る平屋は地震に強い設計となります。重量の違いや、地面に対する安定性などが理由です。
2階建てに比べてメンテナンス費用が安い
家を良好な状態で維持していくためには、定期的なメンテナンスが必要となります。メンテナンス費用は決して安くはありませんが、2階建てに比べれば、平屋のほうが格段に安く済むことを覚えておきましょう。足場を組むだけでも、2階建ての場合は20万円程度であるのに対して、平屋の場合は10万円程度で済みます。
階段部分のスペースを有効活用できる
2階建ての場合、階段を作るために4~5畳ほどのスペースを確保しなければなりません。平屋の場合は階段が必要ないため、4~5畳分の余裕が生まれることになります。階段スペースに1部屋追加することも可能でしょう。
老後の生活に適している
終の棲家として考えている場合、老後は2階への階段の上り下りが厳しくなります。やがて2階に上ることがなくなり、部屋をムダにしてしまうかも知れません。平屋ならば、老後、多少のリフォーム程度で快適に生活をすることが可能。部屋がムダになることもありません。

平屋のデメリット

坪単価が高くなる
平屋であろうが2階建てであろうが、同じ敷地面積であれば、同じ基礎工事が必要となります。そのため、2階建てに比べると、平屋の坪単価は高くなるのが一般的です。
部屋をたくさん作りたいなら広い敷地が必要
たとえ敷地面積が狭くても、2階建て、3階建てといった具合に箱を上に積めば、たくさんの部屋を作ることが可能です。平屋でたくさんの部屋を設けたい場合には、広い敷地を用意するしかありません。
家族それぞれのプライベート空間をとりにくい
平屋の場合、必然的に家族のコミュニケーションが増えることがメリットではありますが、逆に、家族それぞれのプライベートを確保しにくい点はデメリットともなります。
防犯上の不安
2階建てに比べ、平屋は防犯上の不安が高いと言われています。二重ガラスにして窓を割りにくくする、センサーライトを設置する、窓に防犯フィルムを貼る等、何らかの防犯対策を施したほうが良いかも知れません。
隣家から家の中が見える場合も
都市部や住宅街に平屋を建てた場合、隣家の2階から家の中が丸見えになる可能性もあります。設計段階で何らかの工夫を施すか、または目隠しを設置する等の対策が必要となるかも知れません。
日当たりが良くない場合もある
一般に、2階フロアに比べて1階フロアは日当たりが悪くなる傾向があります。そのため平屋も、周辺環境次第では日当たりが悪くなる可能性があります。

平屋注文住宅の事例

平屋住宅の事例1
坪数:25坪
間取り:2LDK…洋室7.5畳×1、和室6畳×1、LDK18畳
ポイント:部屋数を減らしてLDKを広めの18畳に。二人暮らしに快適な平屋設計にしています。
平屋住宅の事例2【30坪/4LDK】
坪数:30坪
間取り:4LDK…洋室6畳×2、洋室5畳×1、和室4.5畳×1、LDK22畳
ポイント:階段スペースの削減により、2階建てよりも小さい延床面積で4LDKを実現しました。天井を高くすれば、部屋が広く見えます。
平屋住宅の事例3
坪数:35坪
間取り:5LDK…洋室6畳×2、洋室5畳×1、和室6畳×2、LDK18畳
ポイント:部屋数が多いので、2世帯住宅にすることも可能。横長設計にしつつも、家事導線を考慮した作りとなっています。