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ブルックリンスタイルの住宅とは

ブルックリンスタイルな住宅を建てるポイントを解説しています。

ブルックリンスタイルの住宅とは

ブルックリンスタイルの例(株式会社ジェネシス)

ブルックリンスタイルの例(株式会社ジェネシス)
https://www.genesis-ltd.co.jp/co_photo/45d63f28a5795da000a1d228-280.html

ブルックリンスタイルとは、アメリカ・ニューヨークにあるブルックリンの雰囲気をイメージしたデザイン様式のこと。レンガ、コンクリート(モルタル)、タイル、ビンテージ感のある各種素材など、古き良きアメリカの倉庫や工場の雰囲気を彷彿とさせるセンスが、ブルックリンスタイルの住宅の特徴です。

ここでは、ブルックリンスタイルの住宅の施工事例、覚えておきたい大事な用語などについて詳しくご紹介します。

ブルックリンスタイルの施工事例

独創的な鏡面仕様の外観

施工事例case001_大画像
引用元:株式会社ビルドアート公式サイト
(https://www.buildart.co.jp/archives/works/どの部屋にいても楽しい!インダストリアルxブ/)

施工場所:神奈川県逗子市

建築費合計:不明

特徴:
以前住んでいた古い家をなくし、ブルックリンスタイルの家へと建て替えた事例です。
ブルックリンスタイルの家にしようとしたきっかけは、奥様がブルックリンテイストのインテリアが好きだったこと。アイアン、レザー、木材などの素材感を活かし、理想的なブルックリンスタイルの住宅に生まれ変わりました。
なるべく生活感のあるものが目につかないよう、十分な容量の収納を設置。全体に漂うビンテージ感を壊さないための工夫です。

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ブルックリンスタイルの住宅キーワード

色味・明度
ブルックリンスタイルの住宅では、全般的に落ち着いた色味・明度のアイテムを選択することが基本です。なぜならば、ブルックリンスタイルの基本的な構成要素(古びた木材など)の色味・明度が落ち着いているので、全般的なカラーもそれに合わせたほうが安定するからです。
たとえば、上品な雰囲気にまとめたい場合にはグレー、シックな雰囲気にまとめたい場合にはブラック、温かみのある印象にまとめたい場合にはブラウンを選ぶと良いかもしれません。
ヴィンテージ
ヴィンテージとは、やや古い時代に製造されたモノを表現するときに使われる言葉。アメリカの法律にしたがって正確に言えば、「製造されてから30~99年以上経過しているもの」をヴィンテージと言います。参考までに、100年以上経過しているものは「アンティーク」です。
ブルックリンの街並みや建物内部にある各種のアイテムなどを見てみると分かりますが、そこに使われているモノの大半には、やや古い印象があります。そのため、住宅をブルックリンスタイルにまとめたい場合には、ヴィンテージ感を意識することが基本となります。
古木
古木とは、切ってから何年も経った木材のこと。「切って何年目から古木」という基準があるわけではなく、経年変化による味わいや深みが生まれてきた段階で、それを古木と呼びます。
古木の最大の魅力は、何よりその見た目の美しさ。切ってから50年、100年と時間が経つにつれ、色や艶が徐々に深みを増していきます。同じく時間の経過で深みを増したブルックリンスタイルの住宅には、家具の素材としてもインテリアとしても、古木はとてもマッチします。
アイアン
アイアンとは、直訳すれば「鉄」のこと。ただし、ブルックリンスタイルや北欧スタイルの家具などの説明で登場するアイアンとは、厳密に言えば「鉄鋼製に0.02~2%程度の炭素を混ぜ合わせた合金」を言います。純粋な「鉄」は強度が弱いため、家具などに使用する場合には少量の炭素を混ぜ合わせるのが一般的です。
人の歴史を感じさせる重厚な見た目が特徴のアイアン。ブルックリンスタイルの住宅では、家具や雑貨、手すり、窓枠など、様々なアイテムでアイアンが登場します。
ネイティブ柄
「ネイティブ」とは、直訳すれば「先住民の」という意味。すなわち「ネイティブ柄」とは「特定の民族に長く伝わってきた模様・柄」という意味です。
ただし、広い意味ではそれで良いのですが、一般に家具やファッションなどにおいて「ネイティブ柄」という場合には、「ネイティブアメリカンに伝わってきた模様・柄」という意味になります。その意味における「ネイティブ柄」の代表が、オルテガ柄。ポンチョやコートなどによく登場する柄です。日本でも、秋冬ものの衣類などで見かけることがあります。
ブルックリンスタイルの住宅の様々なアイテム(ラグなど)にも、よくネイティブ柄が採り入れられています。
インテリアグリーン(観葉植物)
インテリアグリーンとは、室内のインテリアにすることを目的とした観葉植物・多肉植物の総称。ブルックリンスタイルの住宅はもとより、和風建築も含めた様々なタイプの建築において、リビングや玄関、寝室などにインテリアグリーンが採り入れられています。
インテリアグリーンを飾る際には、その住宅の雰囲気に合った植物をセレクトすることが重要。たとえば、ブルックリンスタイルの住宅にはモンステラ、フィカス・ベンガレンシス、ケンチャヤシ、エバーフレッシュなどがよくマッチします。
レンガ
ブルックリンには古いアパートや倉庫などが多く存在しています。それら古いアパートや倉庫などの象徴的な景観が、アンティーク調のレンガ。そのため、ブルックリンスタイルの住宅を建てる際には、やや古びた印象のレンガを使用するのが基本となっています。
壁一面に本物のレンガを張り詰めても良いのですが、予算の都合がある場合には、住宅の一部(柱など)にアクセントとしてレンガを張るだけでも効果的。レンガ調の壁紙を上手に用いる方法もあります。
無垢フローリング
合板や集成材に薄く削った天然木を張り合わせる複合フローリングに対し、切り出した木材のみを材料にした床が無垢フローリングです。
複合フローリングに比べ、無垢フローリングには重厚感があることが特徴。温もりを感じられたり、経年変化を楽しめたりすることも、無垢フローリングの魅力と言えるでしょう。
ブルックリンスタイルの住宅においては、「木目が明確」「暗めの色合い」「不揃いな模様」を基準に無垢フローリングを選んでみると良いでしょう。
倉庫
もともとブルックリンという街には、倉庫や工場、アパートなどが多く立ち並んでいました。それら建物の多くが、コンクリートの打ちっぱなしだったりレンガ作りだったりしたことから、現在のブルックリンスタイルもコンクリートやレンガがベースとなった経緯があります。
日本においては、ブルックリンの倉庫の内装をイメージした店舗や住宅などを目にすることがあります。
ブリキ
ブリキとは、薄い鉄板にスズでメッキした素材のこと。常に水分と接する部材(缶詰など)に用いられるほか、かつては、おもちゃの主要な素材として活用されていた時代もありました。
ブルックリンスタイルの住宅においては、看板などの各種インテリアの素材として利用されることがあります。そのヴィンテージ感が、ブルックリンスタイルの住宅によくマッチします。
黒板
学校の定番アイテムでもある黒板。文字やイラストを自由に書けること、書いたものを瞬時に消して別の内容に書き換えることができることなどの利点を活かし、学校以外にも、カフェのメニュー看板など幅広い用途で使われています。
ブルックリンスタイルのインテリアにおいても、黒板は定番アイテム。特に、文字を美しくまとめて表現した黒板が、ブルックリンスタイルでよく用いられています。
タイル
タイルとは、陶磁器でできた建築素材の一種。外壁や内壁に使われる素材として一般的です。劣化や変色、変質が少なく、酸やアルカリなどによる化学変化もほとんどありません。熱や水などに強く、手入れも簡単なので、日本でも海外でも広く人気の素材です。
タイルには様々な種類がありますが、サブウェイタイルと呼ばれる種類は、幅広い建築スタイルに合う汎用性の高さが特徴。ブルックリンスタイルの住宅にもよく登場する種類のタイルです。