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注文住宅の図面にかかる費用について

注文住宅では設計図面の作成にも費用がかかります。できるだけ節約したいという気持ちはわかりますが、図面は家の命、図面は良い家づくりには欠かせないものです。しっかりと打ち合わせをして間取りや方角などを決めるようにしましょう。

注文住宅の図面は納得がいくまで変更すべき!

注文住宅の場合は、図面の作成に費用がかかります。図面には平面図や断面図、間取り図などがありますが、建て主との打ち合わせに使用する図面は間取り図がよく使用されます。

建て主は、何度も注文住宅会社の担当者と図面を見ながら打ち合わせを行います。打ち合わせをして、何度も変更する場合には、図面を描き直す必要があるので、当然費用がかかります。しかし、家は人生における大きな買い物なので、ここで妥協しては本末転倒です。多少図面にコストをかけても納得がいくまで打ち合わせを行うことが大切です。

以下では、さまざまな業者別の図面にかかるコストについてまとめています。

注文住宅の費用相場を詳しく紹介>>

工務店の場合

工務店が扱う注文住宅の場合で、設計にかかる費用は本体価格の2パーセントから5パーセントの間といわれています。3千万円の注目住宅でしたら60万円から150万円ほどが設計にかかるコストということになります。

業者によっては、無料で設計するというケースや、数十万円程度で設計するというケースもあります。住宅会社の担当者に図面にはどのくらいコストを割いているのか質問したら答えてくれるはずです。気になる方は確認しておきましょう。

ただし、無料で図面を描く業者が良心的かというと、そうとも限りません。設計にかかるコストをできるだけ抑えて住宅を建設している業者もあります。しっかりとした設計図があるかないかが、良い注文住宅かどうかを判断する指標にもなります。

また、注文住宅会社の中には設計を外部の業者に外注している場合もあります。家にとって設計図はとても大切です。設計を外注に出している業者はできるだけ避けた方が良いでしょう。

ハウスメーカーの場合

ハウスメーカーの場合、設計料は本体価格に含まれているケースがほとんどです。もともと建築費に設計料が含まれているので、何度図面を描き直しても費用はそのままということになります。

ただし、注文住宅などの規格型の商品設計を行う際には、個別の設計コストがかからないようになっている場合があります。この場合は、もともと間取りなどが決まっていて、図面を変更することを想定していないケースがほとんどです。

ハウスメーカーの注文住宅の場合でも、フリープランのケースでは、別途に設計料がかかる場合があります。この場合の設計料は、建築費の1パーセントから2パーセントほどが相場といわれています。建築家に依頼して設計することを考えると、はるかにリーズナブルな値段で設計が行えます。

設計事務所の場合

建築家が経営している設計事務所などに依頼した場合には、設計費用と監修費用をあわせて本体価格の10パーセントから15パーセントが設計の相場といわれています。

有名建築家に依頼した場合には、10パーセントから15パーセントよりも、さらに高額になることがあります。

建築家に設計を依頼すると設計料は高額になりますが、一生に一度の買い物なので、妥協はしたくないという人が多いのも理解できます。

注文住宅と設計事務所どちらにする?

どうしてもあの有名建築家に設計してほしい、おしゃれなデザインが捨てがたいという人は多いはず。しかし、ハウスメーカーなどの注文住宅も高いデザイン性を備えています。

住みやすい空間づくりのための膨大なデータを蓄積しているのもハウスメーカーの強みです。住人の動きをシミュレーションして正確な動線を割り出して間取りや構造を決めています。ですから生活しやすい家の提案ができるわけです。

それに対して、建築家の設計の場合は、デザインや機能性は重視していても、住みやすさというデータの面では不足しがちです。中には、建ててから数年しか経過していないのにリフォーム工事をするというようなケースもあります。

特に小さい建築事務所などの場合には、世間的な評判を調べるのが難しいという現状があります。その点では、大手のハウスメーカーは比較的安心して任せられるというメリットがあります。

建築家に依頼した方が良い場合も!

建築家の中には、国産材の産地と提携して、現地の木材を使用したローコストの注文住宅づくりに力を入れているケースがあります。このような建築家に依頼すれば、大手のハウスメーカーよりも、ローコストでしっかりとした木の家が手に入る可能性があります。

また、建築家に依頼した場合には、図面の変更なども柔軟に対応してくれるので、自分たちの納得のいく家になる可能性が高まります。まずは建築家や設計事務所は高くつくという先入観を捨てて、幅広い選択肢と広い視野で業者を比較検討することが大切です。