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注文住宅でこだわる地下室

ここでは、地下室付きの注文住宅についてまとめました。そもそも地下室は住宅においてどのような役割を担うのか、地下室にこだわる上での注意点などをまとめました。

地下室

注文住宅でこだわった地下室の例(フリーダムアーキテクツ)

フリーダムアーキテクツ公式サイト
https://www.freedom.co.jp/architects/middle/511-takadai-no-garage-house.html

施主のわがままを実現してくれる注文住宅。究極のわがままとして、最近では自宅に地下室を作る世帯も少なくありません。ここでは、地下室にこだわった注文住宅のポイントや注意点、実際に地下室を作った方々の体験談や実例などをご紹介します。

住宅における地下室の役割

住宅において地下は、言わば自由空間です。地上階に必要十分な間取りが確保されているならば、地下は家族の自由に使うことができます。地下の役割について、一般的に多く見られる例を挙げてみましょう。

シアタールーム
非常に多く見られる例が、地下のシアタールームです。大きなモニターを設置し、大音量で映画を見たいという人には、地下のシアタールームは夢の空間となるでしょう。リビングでテレビを見ることとは違う白色で、好きな映像を存分に楽しむことができます。
音楽部屋
地下室を音楽部屋にする例も、非常に多く見られます。ピアノやギター、バイオリンなど、地上階では音漏れの恐れが高い楽器でも、地下室ならば近隣に気兼ねなく音楽を楽しむことが可能。家族でバンド演奏を楽しむ世帯もあるようです。
モノ作りの場
絵画や彫刻、DIYなど、モノを作る場として地下室を活用する人も多いようです。地下室は、空間のみならず、心理的にも外部との遮断を感じられる場所。モノ作りに向けた集中力を発揮するには、理想的な場所なのかも知れません。
ワインセラー
本格的にワインを好む人にとっては、冷蔵庫タイプのワインセラーでは物足りなさを感じるでしょう。より多くのワインを、より良好な状態で保管するためには、年間通しての気温の変化が小さい地下室が最適。長期熟成タイプのワインを、長年、自宅の地下室に保管している人もいるようです。

地下室にこだわる上でのポイント・注意点

地下室にこだわる上でのポイント・注意点について、具体的に3つまとめました。

防水・湿気対策を万全にする
地下室とは、地面と直接接している密閉された部屋。そのため、壁や床における漏水や結露への対策、また換気不足による湿気への対策については、事前に十分に検討しておかなければなりません。水はけの悪い地域の場合は、二重床や二重壁が必要となったり、大掛かりな除湿設備を設置したりする必要も出てくるでしょう。防水関連の工事については、材料や施工方法によってコストが大幅に異なります。土地の事情と絡めて、施工会社と十分な話し合いをするようにしてください。
避難経路を2方向は確保する
万が一の自然災害等に備えて、通常の出入り口の他に、もう一箇所の避難経路を作りましょう。一般には、ドライエリアにタラップなどを設置して第二の非常口としています。
大雨等で浸水しないよう設計に注意する
道路との高低差がある場合、大雨などで地下室に浸水する可能性があります。よって設計段階では、家と面する地上の構造や高低差などを十分に考慮し、必要であれば、十分な浸水対策を施した設計に仕上げてもらうようにしましょう。

地下室にこだわった家の実例

実例1:長年のこだわりを地下室で実現
施主の長年の夢だった、地下室のホームシアターと書斎。こだわりのオーディオセットも完備し、仕事が終わった後に、優雅なひと時を過ごしています。床には無垢材を、壁と天井には吸音面を設置しつつシナ合板で仕上げました。
実例2:家族みんなで楽しめる音楽ルーム
家族みんなで音楽を楽しもうと、地下に音楽ルームを設置。ピアノやバイオリンなどを持ち込み、家族それぞれが自由に楽器を楽しんでいます。外への音漏れでご近所迷惑にならないよう、二重サッシ等で防音性を強化。地下室ながら窓があるため、明るさも感じられます。
実例3:ご主人自慢のDIY地下室
まるで本物の音楽スタジオを思わせるような、ご主人自慢の趣味部屋。こだわりの強いご主人は、アンフィニッシュ(仕上げていない状態)の地下室を、自らのDIYで自由にカスタマイズしました。家族へ迷惑をかけないようにと、音を遮断する防音ドアを設置しています。

地下室にこだわって家を建てた方の体験談

様々な用途で大活躍
高さ1.8m、広さ23坪の地下室を作りました。地下室は用途が広くて、とても便利ですよ。我が家では、物置、DIYの場、スポーツ用品のメンテナンスの場など、様々な用途で大活躍です。心配していたカビの発生もありません。無暖房・無冷房ですが、夏は涼しく冬は暖かいですよ。
快適かつ便利に使っています
23区内で、地上3階・地下1階の注文住宅を建てました。地階の天井の高さは2.2m。少し低めかも知れませんが、シアタールーム、寝室、子供部屋、納戸として、とても快適かつ便利に使っています。特に夏場は涼しく、寝苦しい夜には積極的に地階で寝るようにしています。地下を作ると耐震性も高まるそうですよ。
湿度に問題はありません
半地下を作り、すべてLDKとして使っています。地階は湿気がこもりやすいと聞いていたので除湿器を使っているのですが、湿度は冬が25%、夏が60%と、特に今のところ問題はありません。もちろん、カビは一度も見たことがありません。ちなみに地下室をお考えの方は、万が一に備えて、洪水等のリスクがない場所を選んだほうがいいですよ。